仕事の流れ
オーエム金属工業では、鋳造部門、加工部門、組立部門があります。
各部門における仕事の流れをご紹介します。
鋳造部門
鋳造部門では、銑鉄鋳物素材を製造しています。
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1提案内容の検討お客様より頂いた引合案件について、仕様、納期、価格の検討を行い、お客様にご提案します。
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2製造シミュレーション受注案件について、製造シミュレーションを行い、鋳物製品の原型となる木型を製作します。
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3鋳型製作製作した木型の周りを鋳物砂と樹脂で固めることで、木型の形状を転写した鋳型を製作します。
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4鋳型へ注湯誘導電気炉で溶解した鋳鉄溶湯(1300~1400℃)を鋳型に注ぎ込みます。
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5自然冷却数日間自然冷却を行い、鋳型を割って製品を取り出します。
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6製品仕上げ取り出した製品のバリや不要箇所を撤去し、美しい鋳肌の製品に仕上げます。
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7出荷・納品荷造り、梱包し出荷用トラックでお客様のもとへ納入します。
加工部門
加工部門では、銑鉄鋳物のほかステンレスやチタンなどの素材にも対応した機械加工を行います。
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1提案準備お客様より頂いた引合案件について、仕様、納期、価格の検討を行い、お客様にご提案します。
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2NCプログラム作成機械加工に必要となる工具の動きやワークの動作をまとめたNCプログラムを作成し、工作機械に入力します。
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3加工工具のセッティング穴あけ、ねじ切り、フライス加工など、多種多様な加工に対応する工具を工作機械にセットします。
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4加工NCプログラムをもとに工作機械が自動で機械加工を行いますが、加工原点や工具干渉など人の目で適宜監視、必要に応じて調整を行います。
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5検査加工が完了した製品について、指示通りの形状、寸法、交差を満たしているか検査を行います。
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6出荷・納品荷造り、梱包し出荷用トラックでお客様のもとへ納入します。
組立部門
組立部門では、親会社オーエム製作所製の工作機械のOEM製品を製造しています。
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1制作内容の確認OEM生産の立旋盤の委託元であるオーエム製作所より製作指示を受けます。
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2鋳造物の機械加工鋳造で製作した素材を機械加工し、最終的に立旋盤に組み付けていきます。
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3組付け効率的な組付けを行う為に、機能単位で分けられたユニットの組付けをまず行います。
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4キサゲ加工立旋盤の部品同士が摺動する面には、熟練のキサゲ加工を施すことで、摩擦のストレスを減らすとともに、機械精度を向上させます。
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5組み付け、電気、配管工事大物品、各ユニットを組み付け、電気、配管工事を行い、立旋盤を完成させます。
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6検査立旋盤の動作、精度、品質等について、社内検査を行った後、お客様にも確認をいただきます。
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7出荷・納品立旋盤は、その大きさゆえに、そのままでは運搬できないため、いったん解体して出荷します。お客様のもとで再度組付け、動作確認を行います。